奇門遁甲の八門の意味

八門は、九宮のうち中央を除く八つの宮に一つずつ入る「門」です。物事が通じるかどうか、どのように進むかを表します。八つの門の意味と、盤の上での読み方をまとめました。

いまの時盤の八門

この端末の時計とタイムゾーン()で起局しています(真太陽時の補正なし)。八門は時辰ごとに回るので、次の時辰(奇数時の正時)に入ると配置が変わります。三吉門と三奇の一日の動きは今日の吉方位(時盤)で一覧にしています。

八門の一覧

門五行本来の宮区分
休門水坎一宮(北)吉門
生門土艮八宮(北東)吉門
傷門木震三宮(東)凶門
杜門木巽四宮(南東)中間
景門火離九宮(南)中間
死門土坤二宮(南西)凶門
驚門金兌七宮(西)凶門
開門金乾六宮(北西)吉門

「本来の宮」は、各門がもともと属している宮(後天八卦での定位)です。時家奇門の転盤では、八門は時辰ごとにそろって回り、たいていは本来の宮とは別の宮に入ります。開門・休門・生門は三吉門と呼ばれ、杜門と景門は吉凶どちらとも言い切れない中間の門です。

一つずつの意味

開門

開いていて、通じる門です。仕事、役所や公の手続き、目上の人に会うこと、開業など、表に出て進めることに向きます。問う事柄を表す宮(用神の宮)に開門が入っていれば、「道は開いている」と読みます。

休門

休む門です。穏やかで安定していて、和解や静養、落ち着いた縁談に向きます。動きはゆっくりなので、急ぎのことには向きません。

生門

生み出す門です。お金、商売、売り買い、土地や家、出産など、何かが育ち、増えていくことをつかさどります。金銭の問いでは、まず生門がどこにあるかを見ます。

傷門

傷つける門です。ぶつかり合い、損失、けが、乗り物に関わります。その一方で、取り立て、請求、競技、相手を捕まえることには用いられます。

杜門

塞ぐ門です。閉ざされていて、外へ通りません。事を進めるには不利ですが、守る、隠す、秘密を保つ、難を避けるといったことには、かえって向いています。探し物の宮に杜門があれば、奥にしまい込まれていることが多いとされます。

景門

明るく目立つ門です。書類、試験、宣伝、知らせ、催しに向きます。その反面、勢いだけで中身が伴わなかったり、言い争いになりやすかったりもします。

死門

止まる門です。物事が行き詰まり、終わりを迎える象です。一般の事柄には向きませんが、土地のこと、弔い、古い案件にけりをつけることには用いられます。「死ぬ」という意味ではありません。

驚門

驚かす門です。騒ぎ、口論、訴え、思いがけない知らせを表します。一般には凶とされますが、弁論や訴訟、人を説き伏せることには用いられます。

それぞれの門が表す場所・人・事柄の詳しい一覧は用語集にあります。

盤での読み方(三つの手順)

① 問う事柄を表す宮を探す。自分のことなら日干の入った宮、お金のことなら生門の宮、というように、問う内容によって、見るべきもの(用神)とその宮が決まります。決め方は盤の読み方と方位の見方にあります。

② その宮に入っている門を見る。吉門なら道は通りやすく、凶門なら障りがある、というのが基本です。

③ 門と宮の五行の関係を見る。門が宮を剋すのを「門迫」といい、吉門なら力が落ち、凶門なら凶意がいっそう強まります。宮が門を剋せば門の力は抑えられ、宮が門を生じれば門は勢いを得ます。

よくある誤解

「開門の方角へ行けば何でもうまくいく」——時盤では、まず問いを立て、その問いに当たる宮を見ます。問いに関わらない宮にある開門は、判断には用いません。

「死門が出たら悪いことが起きる」——死門は行き詰まりの象で、終わらせることや土地のことでは用いられる門です。

「八門だけで吉凶が決まる」——同じ宮の九星・八神・天地盤の干、門と宮の生剋、旬空なども合わせて見ます。門は大事な手がかりですが、それだけで吉凶は決まりません。

このページの位置づけ

奇門遁甲は中国の伝統的な術数で、その判断は科学的に確かめられたものではありません。ここに書いた意味は伝統文化として紹介するもので、何かを決めるための助言ではありません。

どんな占いや読み解きも、映しているのは問いを立てたその時のあなたの状態だけで、それはいつでも変わりえます。占いの結果があなたの代わりに決めることはなく、現実を自分の手で変えていくあなたの力に取って代わることもありません。

いまの盤をアプリで開く ログイン不要・インストール不要。起局と象意の表示は無料です。